高い声を出す方法

みんなの憧れ「高い声」!
確かにサビのところでのハイトーンがかっこよく決まると気持ちいいですよね。
でも数えてみると1曲の中で高いところってせいぜいサビのところで何箇所か、多い曲で1フレーズに2、3音ってとこでしょうか。

まず、その高い声をどういう声で歌いたいか、イメージできてますか?
ただその1音だけ出せばいいのではなく、その前後のフレーズがちゃんと歌えてるからこそ、その高い音が引き立つのです。

もう一つはその高い声はなんの音か明確にわかってますか?
わかってないって、あの辺りにあるマトに向かって目をつぶってただ適当に強くボールを投げてるのと同じです。
運が良ければ当たる、みたいな。。。

この記事では高い声が出せるようになる流れや、呼吸法、日常でできる簡単なエクササイズをご紹介致します。

高い声が出ない4つの原因

声が出ない原因は4つあります。

  1. 息が漏れている(声帯が圧着できていない)
  2. 喉ぼとけが下がってしまっている(安定していない)
  3. 低音のところがしっかりと声ができてないのに高音を意識しすぎて声を張り上げてしまっている
  4. フレーズがつながっていない

では、高い声がだせるにはどうしたらいいでしょうか?
3つのポイントがありますよ。

高い声を出すには?

  1. その高音が含まれているフレーズを、声の質を変えずに、一つの母音だで歌い切れてますか?
    フレーズの最初の音がすでに息もれおこしてませんか?
    最初の音からふわっとした声で始めてしまうと、途中の動作や完成点がおくれるので張り上げたくなってしまいます。なので途中で声がひっくり返ったり、ピッチが取りにくくなったり、などおこります。
  2. 喉に軽く指をあてて声を出してみるとわかるのですが、思いっきりダミ声(ヘン声、アニメの声、例えばテレビで見かけるふわちゃんの声)で声を出すと、喉ぼとけがきゅーっと引き上げられてないですか?
    ヘン声の時は全く息の漏れてる音はしません。
  3. 低音から高音に行くとき、途中で切れてないですか?
    母音がつながってないと高音にむけて 喉が動いてるのに途中で止められてしまうと急にはもう
    向かえませんよね。
    助走つけて高くジャンプするつもりが、助走で止まって、その止まった時点から高くジャンプするような感じになってしまっているということです。

エクササイズ

まずはダミ声の練習をしてみてください。
舌を出したまま「アーーーーー」で音階を歌ってみましょう。
それが慣れてきたらダミ声で「Ga」とか「Na」を使ってフレーズを歌いきってみましょう。

ポイント

声の質を最後まで変えないこと!

まとめ

最初は思うようにいかないかもしれませんがポイントやエクササイズを続ければ、きっと高い声も出せるようになります。

流れは 

①低音こそしっかり出す

②ダミ声で(音質を変えずに)音程を行き来できるようにする

③フレーズをつないで歌いきる 

今の声の延長上に自分の思う声にたどり着かないなら、違うアプローチが必要なのではないでしょうか?
なぜなら声はあなたの世界でたった一つのオリジナル、無限の可能性があります。
そうそう、コアラの鳴き声聞いたことありますか?一度Youtube で調べて聞いてみてください!
素晴らしいダミ声です!真似してみてください。 

でも無理は禁物です。喉を壊してしまったら言語道断です。
ご自身でできるところからチャレンジしてみて下さいね。


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この記事を書いた人

森美和子

歌は技術だけではない。心の在り方と本当の身体の使い方を知ることで人の心に響く歌声を届けることができる。【True Song Academy 】神戸市のボイトレ教室代表。