声を出しやすくする方法

魅力的な声は「出そう!」と思っても出ないもの。
でも、自然とあなたの良さを引き出す、とっておきの声の出し方があるんです。

ここでは、本当の声の出し方をお話しします。誰でも今日から実践できる内容ですよ。

身体はほぐれてますか?

歌は身体が楽器なのです。
そのため、良いパフォーマンスをする上でストレッチとても重要。
ボーカリストは身体が楽器となるため、スポーツ前と同様にストレッチは欠かせません。

首、肩、腹筋、腰、股関節、足首…それぞれに見合ったストレッチをしましょう。
無理をしてしまうと筋肉を傷めたり、筋肉がこわばったり硬くなったりしますので要注意!ポイントはゆっくり伸ばす、呼吸を止めないことです。
ストレッチはウォーミングアップです。呼吸も整い身体中血流がよくなり、リラックスできる状態になります。

まずはため息から

身体がほぐれたところで、いきなり声を出そうと思っても逆効果。せっかくほぐれた身体をまた緊張させてしまうのです。
声を出すのに重要な「声帯」は筋肉がいっぱいあります。

自身の人差し指の先端をじっくり見てみてください。

声帯の大きさが人差し指の先端と同じくらい小さいんです。
そこに「声を出す」ことを急にやってしまうと、負担がかかってしまうのです。

声帯に負担をかけないためにも、まず、ため息をついてみましょう。

例えば
「明日の休みは何しよう!」
とか、
「今日褒められた!」
とか、寒~い夜にあったかいお風呂に浸かった瞬間、思わずこぼれるため息ってありますよね!?
ポイントは、幸せのため息をつくことです。
すると、ため息の息の音もトーンが上がって聞こえませんか?

幸せのため息に声をのせて

幸せため息に、時々「声」が混じることないですか?
「はあ~」と胸に響くような声、というより息の音。偶然漏れる声。

実はそれがあなた自身の真実の声なのです。この声があなたの魅力を引き出してくれます。

力まなくても、緊張しなくても、自然に出る声。
その声こそが、人の心に届く声となるのです。


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この記事を書いた人

森美和子

歌は技術だけではない。心の在り方と本当の身体の使い方を知ることで人の心に響く歌声を届けることができる。【True Song Academy 】神戸市のボイトレ教室代表。